相続登記の手続きをしようとすると、登録免許税という税金に加え、司法書士に支払う登記費用や戸籍を取り寄せる実費も必要となります。

費用も時間もかかるし、面倒だし、時間ができたらしよう・・・そんな風に放置していませんか？

相続登記をしないでおいても罰則があるわけではありませんが、やはり先延ばしにしてしまうと、かなり面倒なことになってしまう可能性が高いです。なぜなら、いざ相続登記をしようとすると、その時点での相続人全員の承諾が必要になります。

Ａさんは両親から相続した土地をこの度売却したいと思い、手続きを進めようとしました。相続登記をしなければと思いつつ仕事で忙しく、つい先延ばしにしてしまい父が亡くなってから20年もの月日が経っていました。土地の名義もまだ父のままであったので、名義を自分のものに変更してからでないと売却できません。

いざ、登記手続きをすすめようとすると、必要な書類が無くなっていたり、時間が経っているため役所で書類を取得するのにも手間がかかったりしてしまいました。また、相続人だった方が亡くなり、相続人に新たな相続が発生し相続人の数が膨大になってしまいました。会ったことのない親類に相続に関することでいろいろと書類を書いてもらったり、協力をあおがねば相続の手続きは進みません。

Ａさんは、もっと早く手続きをしていれば・・・。と後悔しています。

そのようなことにならないように、早めのお手続をお勧めしています。